京都市・向日市のリフォームお助けマン|蒲原工務店
リフォームの関連情報
リフォームとは、居住の改築や改装のことで、特に内外装の改装を差す和製英語。
英語の reform は「改心する、改正する」もしくは広く「作り直す」の意であり、日本語の「住宅リフォーム」に相当する語は renovation、refurbish である。また、建築業者の中には「リフォーム」ではなく、「家を作り直す」との意を込めて「リホーム」 (rehome) としているところもある(これも和製英語)。
※テキストはWikipedia より引用しています。
お客様のご要望に全力投球!!京都市・向日市のリフォームなら蒲原工務店におまかせください。よくあるご相談、施工事例、業者の選び方、費用の目安などを掲載しています。
私たちが結婚して間もなく建てたマイホームは、子供が成長して独立するとやけに広いものに感じられるようになっていた。2階に夫婦や子供の寝室を設けていたのだが、子供用の10帖の部屋がポツリと残り、使われることなくそこにあった。部屋は南を向いた陽当たりの良い空間だった。私たちの寝室を移動しようかとも考えたが、ベッドを動かすのは大変だったし見慣れた朝の風景から離れるのも淋しい。 「客用寝室なんて言っても、今とそう変わるわけじゃないしな」デッキに置かれたベンチに腰を下ろしながら、夫が呟いた。私はプランターに秋植えの苗を植え込みながら心の中で同意する。私たちにはそれぞれ趣味があって、私は庭いじり、夫は写真を撮るのが好きだった。休日になるとカメラを抱え、自然の美しい光景を捉えてはパソコンに落とし、加工したりしている。私はお弁当を作り、庭に出る。そういう穏やかな生活が好きだった。 「2階をあなたの書斎にしたら?」私はふと思いついて言ってみた。リビングの片隅に置かれたデスクで夫は作業していたのだが、陽当たりの良い広々とした空間で清々としてパソコンに向かう方が気持ち良いだろうと思ったのだ。夫は黙って頷いたが、何か迷っているようだった。「自分だけ書斎を持つというのもなあ」なあんだ、私に気兼ねしているのか。 「それじゃあ、デッキに隣接して小さな屋根付きのスペースを作ってくれると嬉しいわ」庭いじりの手を止めて、私はデッキのベンチに腰を下ろす。「ここに簡易でもいいから屋根付きのスペースがあったら、雨が降っても園芸作業が出来るし、タネや苗の育成にも使えるし」多分、こちらの手間はそうはかからないはずだ。「私が1番欲しいのはそれよ」良かったというように夫が微笑んだ。大きなリフォームではないけれど、子供を育てる役目を終えた私たちの家は姿を少し変えることになる。私たち2人だけのための空間に。